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大型免許を合宿でとれるの?どんな免許がとれるのかな?取得の流れ・期間・おすすめ教習所まとめ

大型免許の取得を目指す方にとって、効率よく短期間で免許を取得できる「合宿免許」は非常に魅力的な選択肢です。大型免許はトラックやバスなど、大型車両を運転するために必要な資格で、仕事の幅を広げる大きな武器となります。

しかし、通常の通学では取得までに数か月かかることもあり、時間的な負担が大きいのが実情です。そこで注目されているのが、集中して短期間で取得できる合宿免許プランです。

全国各地の自動車学校では、さまざまな大型免許に対応した合宿コースが用意されており、最短1週間から2週間程度で効率的に免許取得を目指せます。

この記事では、大型免許の基本知識から、合宿免許で取得可能な免許の種類、実際に利用できる教習所の例、そして気になる取得期間まで、わかりやすく解説します。

大型免許を取って、仕事の幅を一気に広げたい――そんな方に人気なのが、短期集中で取得できる「合宿免許」。トラック・バス・重機など、憧れの“プロのハンドル”を握るための最短ルートをご紹介します!

これから大型免許を取得しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

大型免許とは

大型免許は、車両総重量11トン以上・最大積載量6.5トン以上・乗車定員30人以上の大型自動車を運転するための免許です。取得には「満21歳以上」「普通免許または大型特殊免許の通算保有期間3年以上」といった条件のほか、視力・深視力等の厳しい基準も設けられています。

一方、普通免許で乗れるサイズの上限は、[車両総重量3.5トン未満・最大積載量2.0トン未満、乗車定員10人以下]となっています。普通免許と大型免許でサイズに差がある理由は、以前は、普通自動車免許を取ったら、3年後にはいきなり大型免許が取得できたのですが、大型免許の前には中型免許が作られたしているためです。

普通免許を取った後は、3年後に大型免許を取ることが可能なのは変わらないのですが、普通免許の乗れるクルマの大きさが制限されてきているので、準中型や中型免許を取ることで業務に使う車両が乗れるようになっています。

合宿免許で取得可能な大型・上位免許一覧と代表的な車両の例

合宿免許を活用すれば、以下のような大型免許や、大型免許を取るための上位免許も取得できます。

  • 大型自動車免許
  • 大型二種免許(旅客運送も可能)
  • 中型免許
  • 準中型免許
  • けん引免許
  • 大型特殊免許

これらを取得すると、トラック・バス・重機など幅広い車両が運転可能になり、仕事の選択肢が大きく広がります。

免許の取得順と要件について

昔は、普通自動車免許を持っていれば、3年後に大型免許の取得が可能でした。現在でも大型免許は3年後にとれますが、普通免許の運転できる範囲が以前よりも狭まっています。そのため、それなりの大きさのトラックに乗って業務につかれる方は、準中型➡中型へと免許をステップアップする必要があります。

🚕1.普通自動車二種免許:少人数の人を運ぶ免許

  • 満21歳以上、普通免許等を通算3年以上所持が必要
  • 車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満、乗車定員10名以下
  • タクシー、ハイヤー、運転代行、送迎用ワゴン車やジャンボタクシーなど、旅客運送を行う場合に必要
  • 主な車両例:タクシー(例: ハイエース、日産 キャラバン、シエンタやノアのタクシー仕様、セダンタクシー)
  • 具体例:一般的なタクシー、ジャンボタクシー、子どもの送迎用ワゴンなど

🚚 2. 準中型免許:18歳からでもOKの業務向け免許

  • 満18歳から取得可能
  • 車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2トン以上4.5トン未満、乗車定員10名以下の車両が運転できる
  • 普通免許から直接取得できます。条件が合えば、年齢だけで受験可能
  • 主な車両例:2tトラック(例:いすゞ エルフ、三菱ふそう キャンター、トヨタ ダイナ、日野 デュトロ)
  • 具体例:コンビニ配送車、引越し用トラック、保冷設備付きトラック、ゴミ収集車、高所作業車など

狭い道でもスイスイ走るトラック車両が特徴的です。年齢要件だけで取得できるので、普通免許と一緒に取得する方もいるようです。

🚐 3. 中型免許:20歳からステップアップできる中堅免許

  • 満20歳以上、普通免許等の通算2年以上の運転経歴が必要
  • 車両総重量7.5t以上11t未満、最大積載量4.5t以上6.5t未満、乗車定員11名~29名以下の車両が運転できる
  • 普通免許から直接取得できますが、年齢・経歴条件が必要(準中型免許を飛ばして中型へ進める)
  • 主な車両例:4tトラック、ワゴン、マイクロバス(乗車定員11~29人)、積載車(キャリアカー)、消防車など
  • 具体例:中型トラック(例:日野 デュトロ)、マイクロバス、3t・6tトラックなど)

比較的大きな車両を運転できるようになります。2007年以前に普通免許を取った方は、普通免許ではなく中型免許(8トン未満に限る)という免許に代わっています。(普通免許ではなく、中型免許なのですね!)

中型免許(8トン未満に限る)で乗れる車両は、車両総重量8t未満、最大積載量5t未満、乗車定員10人以下と、準中型と中型の間のような免許となっています。

一方、2022年5月からは一部の特例教習を修了することで、「普通免許等を1年以上保有・19歳以上」でも大型免許の受験が可能になった新ルートもできました。普通免許の範囲が制限された一方で、大型免許をより早く取得する方法ができたのはうれしいですね。

🚛 4. 大型自動車免許(大型一種):長距離・重量輸送のプロ向け

  • 満21歳以上、かつ普通免許・中型免許・大型特殊免許のいずれか保有で運転経歴が通算3年以上必要
  • 車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上、乗車定員30名以上の車両が運転できます
  • 中型や準中型を経ずに、普通免許から必要年数経過後に大型一種を取得可能です
  • 主な車両例:10tトラック、ダンプカー、タンクローリー、コンクリートミキサー車、長距離トラック
  • 具体例:大型トラック各種(総重量11t以上)、ダンプカー、タンクローリー

道路で見かける、大きなダンプカーや輸送用トラックは大型自動車免許が必要となります。

🚌5. 大型二種免許:大勢の人を運ぶための資格(旅客用)

  • 満21歳以上、普通免許・中型免許などの通算3年以上の保有が必要
  • 車両スペックは大型一種と同じ
  • 大型一種を取得した後で二種の教習や試験を受けるのが一般的です(大型一種がない場合は仮免許から段階的に取得)
  • 主な車両例:大型バス(乗車定員30人以上)で旅客運送できる車両
  • 具体例:路線バス、観光バス、貸切バス、連節バス(連結バス)など

マイクロバスを営業運転するようなケースもあります。定員が11名以上、30名以下の車両です。それらを運転するには、「中型2種免許」が必要になります。

🔧6. けん引免許:トレーラーやキャンピングカーを引っ張る免許

  • 満18歳以上で、普通免許以上(準中型・中型・大型・大特でもOK)を持っていれば受験可能
  • 取得自体に最低所持年数は不要です
  • 主な車両例:トレーラー全般、セミトレーラー、フルトレーラー、タンクローリー型トレーラー
  • 具体例:荷物や車両を載せて連結する大型トレーラー

では、キャンプに使う車両をけん引しようとした時は、どうなるかというと、キャンプの車両が750kg未満であれば普通免許でけん引できます。しかし、車両総重量は、けん引する車とされる車の総和で判断されます。

たとえば、牽引する乗用車(2.0t)+トレーラー(0.7t)=2.7tならOKですが、2.9tのSUV+0.7tトレーラー=3.6tの場合は「車両総重量3.5t未満」の規定を超えるため、普通免許では運転不可となります。その場合は準中型免許以上が必要です。

🎿7. 大型特殊免許:除雪車などの特殊車両の免許

  • 満18歳以上。普通免許があればすぐ受験できます。
  • 特別な保有年数は不要です
  • 主な車両例:ホイールローダー、ショベルローダー、ブルドーザー、ラフタークレーン、ロードローラー、除雪車、路面清掃車、農業用大型トラクター・コンバインなど
  • 具体例:建設現場や道路工事現場で使われる大型の特殊作業車両

✨8. 大型特殊二種免許:特殊車両に人を乗せて営業運転する免許(合宿免許対象外)

  • 満21歳以上。大型特殊・普通・中型・準中型・大型免許など、いずれかを通算3年以上所持していることも条件
  • 人を乗せて対価をいただく営業運転に必要
  • 主な車両例:ホイールローダー、ショベルローダー、ブルドーザー、ラフタークレーン、ロードローラー、除雪車、路面清掃車、農業用大型トラクター・コンバインなど大型特殊に準じる
  • 具体例:ほとんどない。あるとすると、雪の走行困難な道を除雪車タクシーとして営業運搬するとき

大型特殊二種免許は用途がほとんどないため、自動車学校で提供されていません。それゆえに合宿免許のカリキュラムも当然ありません。ですので免許センターによる一発免許が必要になります。

持っていると珍しがられるレア免許ですね!

取得のステップ(普通免許のみの所持している場合の例)

普通免許より上の免許には、年齢要件と運転歴が必要になってくるので、上位の大型自動車の取得には取るべき免許が必要です。取得後3年後に取得するなら、普通免許だけで十分なのですが、もっと早く乗り出すにはそれなりに手続きが必要なのです。

以下のような順番が良いでしょう。

  1. 18歳以上~
     ▶ 準中型免許
     ▶ 大型特殊免許
     ▶ けん引免許
  2. 20歳以上+運転歴2年~
     ▶ 中型免許
  3. 21歳以上+運転歴3年~
     ▶ 大型自動車免許
     ▶ 大型二種免許(旅客運送も可能)

また、次の点も注目です。

  • 大型二種は大型一種取得後がおすすめ(直接も可能だが大型一種の仮免が必要になるため実質的に順番型が主流)
  • けん引・大特は普通免許取得直後からOK
  • 中型→大型への飛び級は不可(先にそれぞれの年齢・経験要件を満たす必要あり)。

資格ごとに年齢・運転歴が異なりますが、「普通免許を取ってから年数や年齢の条件を満たす→中型・大型(または二種)へ進む」のが一般的です

実際に合宿で大型免許が取れる教習所の例

全国で多くの教習所が合宿型の大型免許コースを提供しています。たとえば以下の自動車学校が提供しています。

  • 静岡県:浜松自動車学校、セイブ自動車学校
  • 愛知県:西尾自動車学校、上地自動車学校
  • 長野県:飯田自動車学校
  • 群馬県:トヨタドライビングスクール群馬
  • 山形県:マツキドライビングスクール各校
  • 岐阜県:中濃自動車学校

地域を問わず合宿プランがあり、お住まいの近くや希望の場所で受講しやすいのが特長です。

合宿免許での取得期間はどれくらい?

合宿の場合、所持免許やコースによって最短取得日数が異なりますが、大まかな目安は以下の通りです。

もともと持っている免許技能教習時限最短日数
中型一種(中型8t限定含む)14~20時限7~10泊
準中型5t限定MT/普通二種MTなど26時限12~14泊
普通車MT(多くの方が該当)30時限14~15泊

個人差や教習所によって前後しますが、おおよそ7日~2週間で大型免許が取得可能です。なお、通学で取得する場合は2カ月以上かかるケースも多いため、短期で取得したいなら合宿コースが非常におすすめです。

まとめ:合宿免許は大型取得の近道!

合宿免許で大型取得をめざすと、時間的にも費用的にも次のようなメリットがあります。

  • 合宿免許で大型免許が取得できる
  • 大型~けん引、大特、中型、二種にも対応
  • 全国に多数の大型対応合宿校
  • 期間は最短1~2週間。通学より格段に早い

「早く・安く・しっかり取りたい」方は、合宿免許で大型免許取得をぜひ検討してみてください。

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この記事を書いた人

二人の子供がいます。
その子たちはこれから自動車免許をとっていくので、自動車免許の取得情報の記事をまとめてみました。

免許を取得するにしても、合宿や通学など今では状況に合わせてさまざまな取り方があります。昔から変わってないところもありますが、今はオンライン授業やAI技術で体感訓練もあったりします。

そんな情報を集めたブログになってほしいなと思います。

車のことは、好きな方で、先日くるまマイスター検定を1級・2級・3級の全制覇をしました。整備士ほどではないけれど、クルマの雑学や仕組みなどは、人より少し詳しいかもしれません。

そんな経験を活かして、免許に関して情報がまとまったブログになっていければと思っています。

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